STUDIO EVALACRES

MOVIE

 今からさほど遠くない未来、ワイルドタウンに奇跡の球根“マンズのモト”を手に入れた弥平という男が居た。弥平は1日1粒食べたらお腹がいっぱいになるマンズを売り、その稼ぎはダブルミリオンダラーに達すると言われていた。

 ある夜、天狗のお面を被った男が弥平のダブルミリオンダラーを盗んだ。天狗の正体が家族を捨てた男・ドラゴンだと気づいた弥平は、女殺し屋アゲハに仕事を命じる。しかし、アゲハはドラゴンを倒すと連絡を断ち、ダブルミリオンダラーの行方が分からなくなる。憤慨する弥平は命を保証してやる事で、裏切り者の猿田彦に仕事を任せる。

 猿田彦は自分より強い弁慶をそそのかす。弁慶をアゲハと戦い、ダブルミリオンを奪い取る。すると、猿田彦は弁慶ちを裏切り、ダブルミリオンダラーを横取りする。猿田彦は約束通り弥平に届けるが、今度は弥平が猿田彦を裏切る。猿田彦は弥平の右腕・ビッグモーターに撃たれ、ダブルミリオンダラーを奪われてしまう。しかし、高らかに笑うビッグモーターも、ダブルミリオンダラーを弥平の愛人・エリザベスに奪われてしまう。その後も、ダブルミリオンダラーはエリザベス、弥平、ニルヴァーナ、ヤミー、リンと転々とし、ついに何者かに盗まれてしまう。

 再びダブルミリオンダラーの行方が分からず、誰もが途方に暮れてしまう。そんな時に、ラーメン招待状が弥平に届く。弥平が招待された場所に行くと、ダブルミリオンダラーが置いてある。弥平が駆け寄ると、他の殺し屋達が立ちはだかる。ダブルミリオンダラーが目の前にある。 どうしようもない10人が皆、2丁拳銃を抜く。そして、最後の殺し合いが始まるのであった。

WORKS

どうしようもない10人
北川 博康

ABOUT

北川 博康|
HIROYASU KITAGAWA

STUDIO EVALACRES|監督・プロデューサー
昨年、MOV市で上映した短編映画「Shizuka」はロサンゼルスのJapan Film Festival、ブエノスアイレス国際映画祭等で公式上映される。 2024年9月の10日間で「どうしようもない10人」を撮影し、現在、「どうしようもない10人」劇場公開応援プロジェクトを展開中である。